Vol.25 No.1
【特 集】 研究・技術の”夢”を語る


ゲノム時代の作物育種
株式会社 オリノバ    久保 友明
1.イネゲノム解析の進展
2.構造から機能へ
3.今後の発展と期待
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高機能性品種の次に目指すターゲット
  -- サツマイモ育種の新たな視点 --
(独)農業技術研究機構 作物研究所    中谷 誠
1.「利便性」の高いサツマイモ品種は可能か?
2.さらに「環境に優しい」品種は可能か?
3.おわりに
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安心して食べられる国産GM米の商品化
(独)農業技術研究機構 中央農業総合研究センター・北陸研究センター
黒田 秧
 国連人口基金による2001年の世界人口白書では、世界人口が61億人を超え、50年には93億人に達すると予測されている。人口の増大と環境の悪化は、21世紀の最大の問題であり、世界の食料需給にも深刻な影響をもたらすことが懸念されている。地球の環境許容量の限界に直面した今日、生命と地球の持続可能性を確保するための課題に立ち向かう、科学技術開発の戦略的な取り組みが重要となっている。このような視点から、現在私自身が関わっている研究をとおして、10年後の夢の姿:「安心して食べられる国産GM米の商品化」を期待を込めて描いてみたい。
 (本文より一部抜粋)
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午年に丑を夢見る
(独)農業環境技術研究所    上沢 正志
 つくばには夢を売る「夢や」がある。ご存知ない方には、是非ご案内したい。
 しかし、江戸時代に売られていた「一冨士、二鷹、三茄子」の夢枕を、ここでは売っていない。
 「依頼研究員制度」によって、ここ筑波研究場所に全国から集まる多才が、酒や焼酎など「おらが県の名産」を持ち寄って、夢を語る居酒屋である。
 私も一緒に、彼らのお招きに預かって、何度もここで夢を語り合った。
 (本文より一部抜粋)
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持続的農業のための土壌管理技術
秋田県農業試験場    長野間 宏
1.はじめに
2.取り組んだ研究
3.持続的農業のための土壌管理技術
 1)省力的で、やや精密な栽培管理技術
 2)有機物資源の活用技術
 3)耕耘に要するエネルギーの削減
 4)品種開発
 5)生態系を豊かにする栽培技術
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脳を知るにはまず昆虫脳より始めよ
筑波大学 生物科学系    神崎 亮平
 ヒトの脳はどのような動作原理で機能しているのだろう。誰もが一度は抱く疑問である。ヒトの脳は1,000億という膨大な数の素子、ニューロンからなる。嗅覚・味覚・視覚・聴覚・触覚と異なる感覚情報が脳に収束し、適切な信号処理によって、われわれはものを感じ、行動し、さまざまな感情や意識が生まれる。
 (本文より一部抜粋)
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ふん尿処理における環境負荷ガスの発生抑制
(独)農業技術研究機構 畜産草地研究所    長田 隆
1.はじめに
2.環境負荷ガスの発生って何?
3.アンモニア、メタンと亜酸化窒素の問題点
4.研究の現状
5.煮詰まった頭の私の思うこと
6.長年の疑問と八つ当たり
7.10年後の研究
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儲かる酪農への夢現
NOSA兵庫阪神基幹家畜診療所    畠中 みどり
1.10年間で1,000kgアップ
2.繁殖成績の低下
3.暑熱対策
4.動物福祉とは
5.10年後は
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和食素材で生活習慣病を予防したい
(独)農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター    須田 郁夫
1.和食素材の良さ
2.九州・沖縄は和食素材の宝庫
3.紫色のサツマイモは先駆事例
4.大豆は次のターゲット
5.未知機能を秘めた沖縄特産作物
6.おわりに
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究極の食品を作る
(独)食品総合研究所    五十部 誠一郎
1.食品加工の研究方向
2.究極の食品を作る
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おいしさのメカニズムを求めて
味の素株式会社 中央研究所・基盤研究所    近藤 高史
1.食事と健康
2.おいしさとうま味
3.うま味はタンパク質摂取のシグナル
4.うま味の生理的機能−体に必須な非必須アミノ酸
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ゲノム科学とITの融合による新しい生物学の幕開け
(独)農業生物資源研究所 植物生命科学研究所    肥後 健一
1.21世紀はゲノム科学の世紀である
2.文字列から物語の理解へ
3.ゲノム科学はITと融合して新しい生物学となる
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組換え植物による医療用蛋白質の生産
(独)産業技術総合研究所    松村 健
1.組換え植物で有用物質を生産
 1)植物で医療用蛋白質を作る
 2)「食べるワクチン」の開発へ
 3)検出用抗体試薬の植物生産
2.組換え植物物質生産系による新しい産業へ
 1)植物生産系の利点
 2)1次産業から1.5次産業へ
3.植物バイオ産業への希望
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イネゲノム研究−見果てぬ夢
(株)植物ゲノムセンター    美濃部 侑三
1.少年時代の夢
2.イネゲノム解析プロジェクトの開始
3.ポストゲノムシーケンス時代
4.企業家としてのゲノム研究
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バイオテクノロジーとチームプレー
千葉県農業総合研究センター    藤家 梓
1.夢を語る前に
2.新品種開発にかける夢
3.テクノロジーを活かすチームプレー
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住民参加のむらづくりを研究する
(独)農業工学研究所    山本 徳司
1.はじめに
2.「もの−ひと−こと」を繋ぐもの
3.フローとしてのメンタル財
4.ワークショップ研究のもたらすもの
5.むらづくり研究の行方
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農業機械化研究の推進方向と期待
生物系特定産業技術研究推進機構    津賀 幸之助
1.はじめに
2.農業機械化研究の推進方向
3.環境保全と農業機械
4.精密農業・自然循環機能を利用する農業
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水と緑が地球を救う
株式会社 竹中工務店 技術研究所    茅野 秀則
1.植物を利用した浄化技術
2.石油代替エネルギーの模索
3.バイオマスからのエネルギー回収
4.超臨界水技術の利用
5.循環型社会のエネルギー構想
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きのこ狩りのできる森づくり
(独)森林総合研究所    角田 光利
1.栽培きのこは豊富になりましたが・・・
2.野生のきのこが食べたい
3.菌根菌栽培の試み
4.DNAは菌根菌研究の武器となる
5.きのこを中心に据えた森作り
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木材腐朽菌を用いたバイオレメディエーションによる
ダイオキシン汚染土壌の浄化
愛媛大学 農学部生物資源学科    橘 燦郎
1.はじめに
2.ダイオキシン類とは
3.ダイオキシン類の分解方法
4.バイオレメディエーションによるダイオキシン類に汚染された土壌の浄化
5.おわりに
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水産業発展のための技術的問題
(独)水産総合研究センター 本部    松里 寿彦
1.はじめに
2.水産研究の体系
3.技術開発と問題点
5.おわりに
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麦研究のこれまで、これから
農林水産省 農林水産技術会議事務局    佐々木 昭博
1.麦研究との付き合い −量から質へ−
2.高品質研究の成果
3.今後の研究方向 −高品質はあたりまえ−
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ITは農業・農村を変えるキーテクノロジー
(独)農業技術研究機構 中央農業総合研究センター    深山 一弥
1.世界中のコンピュータ資源を活用する
 −分散協調システムの開発と実用化−
2.現場情報は農業生産管理の根源
 −携帯情報端末などのIT機器の活用−
3.おわりに
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高鮮度野菜を食べる夢
(独)農業工学研究所
    奥島 里美
1.野菜は自ずと育つ
2.人類に貢献したテクノロジー
3.究極の栽培施設
4.おわりに
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